ラベンダー精油と妊娠

妊娠中におけるラベンダーのエッセンシャルオイルの使用の是非についてよくご質問をいただきます。

 

例えば、イギリスのアロマセラピスト、ロバート・ティスランド氏は自身のホームページの記事で、「ラベンダーのエッセンシャルオイルには子宮を刺激する作用があるため、妊娠中の過剰使用は避けるように」といった文言でGoogle検索すると1,110,000件がヒットすると書いています。

 

そして、「ラベンダーのエッセンシャルオイル 子宮刺激」では31,900件、「ラベンダーのエッセンシャルオイル 月経促進剤」では31,200件、「妊娠初期はラベンダーを避けるべき」では241,000件ヒットするそうです(2011年7月)。

 

英語圏の数とは比較になりませんが、日本も似た状況です。ラベンダーのエッセンシャルオイルには子宮を刺激するような成分は含まれていませんが、こうした科学的根拠のない記事によって、多くの方が恐怖心と不安を抱き、ラベンダーのエッセンシャルオイルを使えずにいるようです。

 

そして、ロバート・ティスランドは、どのような経緯でこれらの誤解が生じたのかを明らかにし、その誤解を解くために、世界的に最も権威のあるハーブセラピーガイドとして知られている『The Complete German Commission E Monographs』などの文献を挙げ、「ラベンダーのエッセンシャルオイルには副作用や禁忌がなく、完全に安全である」ことを論じています。

 

ロバート・ティスランド氏の記事はこちらです。