科名:バラ科
抽出部位:花
特性成分:シトロネロール、ゲラニオール、ネロール など
エッセンシャルオイルの女王とも形容されるローズは、最も高価で稀少なことから、ダイヤモンドの雫とも喩えられます。
ストレスでイライラしているとき、不安で気分がふさぎがちなときに、微量を手首や首筋に塗布し、香りを味わうようにゆっくり吸い込みます。
飲用 | 皮膚塗布 | 芳香浴 | |
大人 | ★ | ★★★ | ★★ |
子供 | ★ | ★★★ | ★★ |
★★★ | =最適です |
★★ | =適しています |
★ | =可能ですがすすめられません |
× |
=適していません |
〈普通肌のスキンケア〉
ローズ1滴+ラベンダー2滴+ローマンカモミール1滴を、スイートアーモンド油15mlに加えます。数滴を手に取り、朝晩軽くマッサージを行います。
〈心身をリラックスさせる香水として〉
ローズ1滴を手首に擦り込みます。すばらしい香りのエッセンシャルオイルですから、香水の代わりに使用できます。
水蒸気蒸留法で抽出されたローズのエッセンシャルオイルには花ロウ成分(ステアロプテン)が含まれているので、低温で凝固します。ビンを手で暖めると再び液化します。
ローズの芳香は、万人を魅了する心地よさがありますが、扱い方によって表情を変える気難しい一面もあります。混ぜ物がない本物のローズのエッセンシャルオイルは香りがとても濃厚で、ボトルのふたを開けてそのまま香りを嗅ぐと、きつくむせかえるようで、こちらの期待が裏切られたような印象を受けるかもしれません。
しかし、1滴にも満たない微量を、ムイエット(芳香試紙)あるいは手首などに垂らし、やや間をおいて香りを嗅ぐと、天然のローズのエッセンシャルオイルだけが有する、すばらしい芳香を楽しむことができます。使用する側のデリカシーによってはじめて、ローズは秘められたその本来の姿を垣間見させてくれるのです。
とてもデリケートなエッセンシャルオイルですから、ボトルの口のところ(ドロッパー)に指が触れないよう注意してください(どのエッセンシャルオイルにも言えることですが)。