科名:シソ科
抽出部位:花が咲いている地上部
特性成分:メントール、メントン、酢酸メンチルなど
ハッカの爽やかな香りが、心身を刺激してリフレッシュさせます。香りを嗅ぐだけでも風邪や花粉症による鼻づまりや不快感、吐き気を改善します。
*免疫を暴走させることなく炎症を鎮める作用。
ペパーミントには、強い刺激を伴う清涼感があります。目や粘膜、皮膚の弱い部分に付くと、清涼感を通り越して痛みとして感じこともあるので注意が必要です。皮膚に局所的に塗る場合は別として、必ず他のエッセンシャルオイルとブレンドして用います。
気分の悪いときや疲れたときだけに限って1滴飲むというような、少量かつ継続性のない使い方は別として、継続的なケアに用いる場合は、配合率を大人は10%以下、子供は5%以下にします。
また、子供に用いる場合、全体量としては1滴以内にし、他のエッセンシャルオイルと必ずブレンドします。ただし、7歳以下には使用しないでください。
ディフューザー(芳香拡散器)を用いて芳香浴を行う場合も、目や粘膜を刺激するので、他のエッセンシャルオイルとブレンドして用います。
飲用 | 皮膚塗布 | 芳香浴 | |
大人 | ★★★ | ★★ | ★★ |
子供 | ★ | ★ | ★★ |
★★★ | =最適です |
★★ | =適しています |
★ | =可能ですがすすめられません |
× |
=適していません |
〈鼻のムズムズ、喉のイガイガ、風邪や花粉の症状〉 大人のみ
ペパーミント1滴+レモン1滴を角砂糖に垂らします。角砂糖を口中に含み、2~3回ほど口呼吸(前歯の裏側に角砂糖を入れて前歯の隙間から空気を吸い込む感じ)すると、ペパーミントの芳香が鼻腔のほうにまわるのですっきりします。1日2~3回まで。
〈疲労〉 大人のみ
ペパーミント1滴+レモン1滴を、ティースプーン1杯の蜂蜜または角砂糖に垂らして飲みます(1日1~3回)。
〈過労、抑うつ〉 大人のみ
ペパーミント1滴+ラヴィンサラ1滴を、ティースプーン1杯の蜂蜜または角砂糖に垂らして飲みます(休息が取れないときに1日1~2回)。
〈乗り物酔い、ドライバーのリフレッシュ〉
ペパーミント2~3滴をティッシュペーパーに垂らし、車の通風孔に差し込みます。ペパーミントの清涼感ある香りが、気分をリフレッシュさせます。レモンを少量加えると、より爽やかな香りになります。
〈頭痛〉
ペパーミント1滴を額、こめかみに塗ります。また、ペパーミントの香りを嗅ぎます。エッセンシャルオイルが目に入らないように気を付けてください。
※医療機関の受診を必要としない、軽い症状に限ります。
※緊張型頭痛の場合は、首や肩の凝りをほぐし、心身をリラックスさせるマッサージを併用すると効果的です。
〈汗で肌がかゆいとき〉
自分の汗で皮膚がかゆくなることがあります。そんなときに重宝するのがミント水です。
精製水50mlにペパーミント2滴を入れます。また、ラベンダーには皮膚のコンディションを整える働きがあるので、ペパーミント1滴+ラベンダー1滴にするのもおすすめです。
ただし、エッセンシャルオイルと水は混ざらないので、よくかき混ぜます。コットンなどに湿して肌につけます。
塗布するとひんやりして気持ちよく、あせもを防いでくれる感じがします。夜はお風呂の後に、朝はシャワーの後に。
涼し気な香りが心地よいです。
ご使用前には化粧品同様にパッチテストを行ってください。また、塗布した直後には直射日光を避けてください。