“癒し”と“魅惑”の香り ローズ

2019年 12月 18日

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エッセンシャルオイルの女王とも形容されるローズ(ロサダマスケナRosa damascena)。

ローズのエッセンシャルオイルは、最も高価で稀少なことからダイヤモンドにも喩えられます。その芳香は万人を魅了する心地よさを持つと同時に、扱い方によって表情を変える気難しげなトーンも秘めています。

混ぜ物がない本物のローズのエッセンシャルオイルは香りがとても濃厚で、ビンのふたを開けてそのまま香りをかぐと、きつくむせかえるようで、こちらの期待を裏切られたような印象を受けます。

しかし、1滴にも満たない微量を、ムイエット(芳香試紙)やティッシュあるいは手首などに垂らし、やや間をおいて香りをかぐと、天然のローズのエッセンシャルオイルだけが有するすばらしい芳香を楽しむことができます。使用する側のデリカシーによってはじめて、ローズは秘められたその本来の姿を垣間見させてくれるのです。

とてもデリケートなエッセンシャルオイルですから、ビンの口のところ(ドロッパー)に指が触れないよう、注意が必要です。

ストレスでイライラしているとき、不安で気分がふさぎがちなとき、微量を手首や首筋に塗布し、香りを味わうようにゆっくり吸い込みます。

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