ラベンダーLavandula angustifoliaとラヴィンサラCinnamomum camphora(1,8-シネオールが多く含まれるタイプ)は、単独でも非常に使い勝手のよいエッセンシャルオイルですが、この両者を掛け合わせると、お互いの個性を補完し合うような相乗効果が生まれ、たった2種類のエッセンシャルオイルのブレンドとは思えない、奥行きのある香りと高い汎用性を持ったブレンドが出来上がります。
基本はラベンダー:ラヴィンサラ=1:1ですが、体調によって2:1あるいは1:2と比率を変えて使います。
普段は入浴後や就寝前に、1:1のブレンドを首から背骨に沿って尾てい骨まで、肩甲骨の内側の凝りのある部分に擦りこみます。みぞおちにも塗るとより効果的です。こうするとよく眠れて疲れがとれます。もちろん、疲れているときなど、起床時に塗るのもおすすめです。
心配事があったり、あるいは緊張していて寝付けないときなど、精神的なストレスがあるときはラベンダー:ラヴィンサラ=2:1にして同様に用います。
肉体的に疲労しているとき、風邪が流行っているときなどには、ラベンダー:ラヴィンサラ=1:2にして同様に用います。生理前に風邪を引きやすい、倦怠感に悩む女性にもお勧めです。
フローラルな香りのラベンダーとラヴィンサラに含まれている爽やかな香り(1,8-シネオールという成分で別名ユーカリプトールとも呼ばれるユーカリの香りです)のブレンドで、心も体もリラックスできます。
寝つきが悪い、眠りが浅いといった睡眠に悩む高齢の方にも好評です。睡眠薬とは異なり、トイレに起きた時にふらつきの原因になることはありません。
このブレンドは原液のまま皮膚に塗ることが可能ですが、皮膚の弱い方や広範囲にマッサージを行う場合には植物油を加えてください。