ティーツリー Melaleuca alternifolia SD/DO leafy branches

科名:フトモモ科

抽出部位:葉の付いた枝

特性成分:テルピネン-4-オール、γ-テルピネン、1,8-シネオール、スパチュレノールなど

ティーツリーの写真
Melaleuca alternifolia

ティーツリーには、抗菌作用、抗ウイルス作用などに加え、特に優れた抗真菌作用があり、医療分野でも注目されているエッセンシャルオイルです。

 

最近では花粉症に効果があるとされ、飲用や芳香浴(吸入)などにも用いられています。

  • 抗菌・抗ウイルス・抗真菌・抗寄生虫作用があります(特に消化器系、生殖器系、上気道、下

    気道)。

  • 創傷の化膿を防ぎ、治癒を促します。
  • 傷が化膿するのを防ぎ、治癒を促します。
  • 免疫調節作用*があります。
  • 花粉症の諸症状を鎮めます。

*免疫を暴走させることなく炎症を鎮める作用。


使用法

皮膚塗布が最も適しています。芳香浴は★が1つですが、神経に対する毒性のあるエッセンシャルオイルではないので、この香りが好きな方は芳香浴に使うことができます。

また、風邪や花粉症のときには、ユーカリラジアタなどとブレンドして芳香浴を行ったり、吸入やマスクに垂らして使うこともできます。

  飲用 皮膚塗布 芳香浴
 大人  ★★★ ★★★
 子供 ★★★ ★★★
★★★ =最適です
★★ =適しています 
=可能ですがすすめられません
× =適していません

〈にきび〉

ティーツリー1滴+スパイクラベンダー1滴を、局所に塗ります。

 

〈切り傷、擦り傷〉

ティーツリー1滴+ラバンジン(またはラベンダー)1滴を、原液のまま塗ります。ラバンジン(またはラベンダー)を一緒に塗ることによって、痛みが速やかに治まります。

 

〈花粉症〉 飲用は大人のみ

ティーツリー1~2滴を、ティースプーン1杯の蜂蜜または角砂糖に垂らして、1日2~3回飲みます。

併せて、ユーカリラジアタ2滴+ラヴィンサラ2滴を、お湯を入れたマグカップに垂らし、吸入を行います。また、ユーカリラジアタ1滴+ラヴィンサラ1滴を、マスクの外側に塗ります。

 

〈過労などで免疫力が低下しているとき〉

ティーツリー2滴+ラヴィンサラ2滴+ラベンダー2滴を、植物油5mlに加え、首、肩、背中に擦り込みます。

 

ファミリーアロマテラピーの手引き / AROMATHÉRAPIE FAMILIALE FICHE CONSEIL
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